背中の痛みを経験しているお父さん・お母さん
驚くほど多くの親しい友人や家族(男女問わず)が、最近背中の問題を抱えていますが、彼らに共通していることは、この12ヵ月のうちに赤ちゃんが生まれたということです。
私は、彼らの腰の問題の主な原因は、低いところから赤ちゃんを繰り返し持ち上げることにあると考えています。母親たちは妊娠ホルモンであるリラクシンの影響を受けやすく、靭帯を「ゆるく」してしまうため、出産後の腰痛のリスクが高まります。リラクシンは靭帯を緩めるために体内にあり、骨盤の直径を大きくして、出産の過程で赤ちゃんがより簡単に出ることができるようにしますが、背骨の安定性には悪影響を及ぼします。
私は長年にわたり、このような状況で何百人もの患者を治療してきました。また、13kgの2歳の子供がいます。
安全に抱っこする技術
お子さんを迎えに行ったり、寝かせたりするときは、背中がまっすぐになっていることを確認して、背中を突き出し、お尻を曲げて、ハムストリングスの筋肉で足の甲を強く伸ばしているのを感じるようにしましょう。今すぐ試してみてください。もし、足の裏が伸びているのが感じられない場合は、間違った曲げ方をしていて、背中に負担をかけていることになります。
子供を抱っこする
お風呂やベビーベッド、車の中に入れるときは、常に抱っこしたままにしておきましょう。
おむつ替えテーブルの上での姿勢
おむつ替えや入浴時のように、前かがみの姿勢や屈曲した姿勢を維持しなければならない場合は、屈曲した姿勢で前かがみになるのではなく、前かがみになるように肺活量を増やすか膝をつくか、または、着替え台やお風呂場に体を下ろすように足を開いてかがむことで、背中の屈曲を最小限に抑えることを目指しましょう。
背中の筋肉を強化する
腕を頭より上にしてうつ伏せで寝転んで、腕と頭と胸を床から持ち上げて5秒キープして下に降ろし、1日2回10回繰り返すような背中の強化運動を行いましょう。これにより、前かがみになって物を持ち上げた時に身体を支える筋肉が強化されます。ピラティスは背中の強化にも最適です。
姿勢を良くする
背中をほぐすためには、長い時間をかけて前屈みになっている姿勢を逆にする必要があります。BakBallsの上に横たわるだけで、背骨を伸ばし、硬くなった関節を動かすことができます。詳しくは「BakBallの使い方」をご覧ください。